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そのものズバリ!

私が小学生の頃、地元の冬まつりに、
【雪中サッカー大会】というイベントがありまして。

昼休み、教室が盛り上がっているんですよ。
「おい、サッカーでるべ!」とクラスの人気者。

私は、なんてことなくその様子を見ていたのです。
正直、自分もメンバーだと思ったぐらいに!

まずはその、人気者がキャプテンを務めるらしい。
FW、DFと次々に決まっていく。

言うならば、運動神経の良い者から順に…。

私の運動神経は中の下くらい。
しかし、田舎の小学校、クラスの男子数は限られている。

そんな私に背を向け、キャプテンが仕切る。

「キーパーは?やっぱりドッチボール上手い奴だろ?」

そしたら、2組のアイツ、強いよ!

や…やばい!!
コイツ、クラスを股にかけてきた!!
そうなると、俺の出場は絶望的!
学年の選抜的な??そんなドラマ的な??

漫画☆ワンピースのようにメンバーを集めだした!

すぐにメンバーは決まり、私は選ばれなかった…。
すると、間髪入れず練習の日程を決めだしたぞ。。

で…出て~!!俺も雪中してぇ~!!!

そこで、そのキャプテンに宣戦布告!
「おい、お前、俺を誘わなかったこと後悔するぜ!」

私は、クラスを駆け回った。
しかし、限られた男子数のTHE 田舎小学校…。

私の運動神経でイチバン良いぐらいだ。

こういっちゃなんだが、ザコキャラしかいない!

な~に、俺らはそうやってな。
カッコイ奴らの背中を見てきた。
女子にモテやがって!俺らの意地を見せてやる!

チーム名は『弱いんじゃ~』に決めた。

そのものズバリのネーミングだ。

雪中サッカー当日。
運命とはこういうことをいうのか。
一回戦の相手はそう、あいつらだった。

キックオフ。

すると、どうだ!
跳び箱が得意で球技が全くダメなT君から絶妙なパス!
『弱いんじゃ~』キャプテンの私の右足へ!

そのまま、足を振りぬく!
ボールはドッチボールの得意なキーパーの真ん中へ!

すると!!!!!
キーパー、雪で滑ってバッコシ転んだ!

ゴッ…ゴーーーール!!!

神よ。不細工の神よ。
この、冴えない男に、よくぞ微笑んでくれた!

試合?
そのあと、9-1で負けたよ!!
当然じゃん!相手はオールスターだもん!

チーム名は、弱いから『弱いんじゃ~』
しかし、弱いだけなら試合になんてでない。
強いのは、心よ、心!

さて、グルメの話をしよう、今回はこのお店!

洋食屋だから『洋食屋』 そのものズバリ!洋食のお店!


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いや~、ここまでキッパリした店名、気持ちが良い!
広告を出していない店ですが、いつも混んでる人気店!
8条通7丁目、買物公園にある手の噴水の近くですね!

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《牛ヒレステーキセット  2,900円》

今回は大切な日に味わっていただきたいメニューの登場!
牛ヒレちゃんの登場ですよ~!!
一口食べると、値段に納得、逆に安いぐらいです!

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このステーキが大好物のおじいちゃんがいるんですって!
御年、85歳。
それだけ肉が柔らかいってことですよ!!

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デートはもちろん、お父さんお母さんを連れて行きたくなるお店。

洋食屋。
そのものズバリの店名の裏に、
店主の並々ならぬ努力を感じるお店。

是非、味わっていただきたい名店です!

洋食屋
旭川市8条通7丁目(0166-33-3811)
11:30~14:00/17:00~22:00
(日・祝17:00~22:00まで)
火曜定休

☆ほしのともや☆

味の幸福を売る店

先日、岩見沢の『らい久 本店』の記事を書きましたが、
たくさんの方に興味を持っていただいたようで。

今回はアンコールにお答えしまして、
『らい久 緑が丘店』に行ってきましたよ。
これで岩見沢・らい久は制覇したことになりますね。

緑が丘と連呼していますが、旭川の話ではないです!
岩見沢の話ですので注意して読んでくださいな!

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私のソウルフードは本店。
しかし、この緑が丘店も良く食べたものです!
私は高校が岩見沢だったので、部活帰りといえばここでした。

前回のおさらいを少し。
らい久は大変ボリュームのあるお店として有名です。
しかし、ラーメンの量より有名なのが、

店主の無愛想なキャラクター

各店に共通しているのは、注文をとりにこないこと。
大きな声で厨房に向かってオーダーしなければなりません。

本店はまだいいです。
注文を受けると、「あいよ~」と言ってくれるからです。

しかし、今回訪れた緑が丘店は、

無視の領域で何も言わない!

「いらっしゃいませ」、そんなこと言いません!
逆に何しに来やがったと睨まれるくらいですわ!

さて、店主の迫力に負けじとオーダー。
私は、一応ね、喋る仕事をしていますから。

滑舌良く、腹式呼吸で、ゆっくりと。

「すいません バター味噌を ひとつ ください」

シーン…。店主、黙々と麺を茹でています。
顔を上げることもありません。

これはめちゃくちゃ不安!
おいおいおい、大丈夫か?聞こえたんだよな?

でも注意。
ここで、もう一回オーダーしてしまうと…。

同じの二杯きます。
しかも、こんなメガ盛で。

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え~、何から説明いたしましょうか?
モヤシなんか、触れる必要もないくらい一目瞭然!
私の青春のラーメンがこれです。

大きな声で注文さえすれば、これがきます。
小さな声だと、いつまで待ってもダメです。

運動会の声援ぐらい声を張りましょう!

スープの色は本店と同じく、オレンジがかっていますが、
こちらのほうがピリリと辛く、風味は甘めでニンニクがきいています。
コッテリしているように見えますが、意外とあっさり。

ちなみに、店主ですが、この時点でも全く喋りません。
客も、無言の圧力からか、喋りません。

麺をすする音だけが、古びたラーメン屋に響きます。

チャーシューは一見、入っていないようにみえます。
ええ、入っていないように見えるだけです。

モヤシが減ってきたところで顔を出す悪魔。

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側面と底に1枚ずつ隠れています。
チャーシューでドンブリにフタができます。

おそるべし、らい久!!

さて、食事と言う名のイジメから開放されるとお会計。

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今回、撮影に成功しました!!おつりの山です!!
このカウンターにお金を置きます。
おつりの必要な人は、勝手にどうぞ。

これが、らい久 緑が丘店の真骨頂!

店主が一言も話さない制度の確立なのです!

いや、我ながらこの写真は良く撮ったもんだ!
このおつりは店主の目の前に置かれているのです。

私は、店主に睨まれながら、撮影したのです。
あまりにも怖かったので、

「あっ♪おつり並んでて可愛い~♪」

なんて、意味不明の独り言をかまして!!

旭川~岩見沢、高速無料です。
店主に怒ったりしない、気長で温厚な方は是非!
味は、めちゃくちゃ美味いですよ。


らい久 緑が丘店(完全無視制度のほう)
北海道岩見沢市緑が丘1丁目110-120126-22-7003
11:30~19:00 [月] 11:30~14:00
定休・火曜日

ちなみに…

らい久 本店(「あいよ」とだけかまってくれるほう)
岩見沢市5条西2丁目2
0126-22-2864
10:30-15:30 無休

☆星野智哉のパクモグペロリ☆

外国の料理と出会う

私の出身は美唄市です。
人口およそ3万人の田舎町で育ちました。

美唄市はお酒の消費量が他の市町村に比べて多いそうです。

確かに、人口のわりに繁華街が異様にある街ですね。
最近では有名になりましたが、『美唄焼き鳥』が軒を連ねています。

これは、炭鉱街の名残だといわれています。
大人はまだいいです。辛いのは子どもです。

飲み屋を除くと、飲食店がほとんどない!
だから、親との外食も決まっていつものラーメンに定食なんです。

せっかくの外食なのに、ワクワク感がない!

そんなある日の昼下がり。
友人から興奮気味に電話がかかってきました。

「おっ…おい!昨日、家族で飯食いにいったんだわ!」
「何~?どこのラーメンさ??」

『いや、マレーシア料理よ!!』

はっ!?何言ってるのこの人?
ここは美唄です。
レンタルビデオも無い街です!!!

「マッ…マレーシアってかい…。」
「そう、オープンしたんだよね。でも激辛だったわ!」

話を聞くと、シェフは外国人らしい。
日本語はほとんど通じないと教えてくれた。

美唄市に外国人…。
幼稚園にたまに来てた、神父さんしか知らないぜ!!


「しかも、星野、驚くなよ…。」

私の体は、まるで心臓そのもの。
受話器を持つ手、耳が、ドクンと揺れる。

「その店な…料理待ってる間な…。」
「おっ…おう…。」

『ファミコンできる!!!』

私は気を失いかけました。

今はレストランで、ポータブルのゲーム機を
ピコピコやってる子どもは見かけますが、当時は皆無。

ファミコンは家でやるものです。
しかも、ご飯の直前になんて、ウチだとめちゃくちゃ怒られる。

ワーオ!!グローバル!!

すぐに、おじいちゃんを誘いました。
おじいちゃんは、孫パワーに負けて重い腰をあげました。

入店。店内に他の客はゼロ。
時刻は2時。休憩中の雰囲気が漂っています。
例のファミコンの場所は確認するも、テレビの電源はOFF!

あとで、店員さんにお願いしようと思っていた矢先、
外国人のお母さんがオーダーを取りにやってきました。

「コレ、ベリーホット、オトナデモチョト、ホット!」
「コノオミセデハ、【ナン】デタベルネ」

いや、思っていた以上にカタコトの日本語だ。
私は、遠い日本のしかも美唄で、頑張っているなーと感心!

その時、ウチのじいちゃん、当時75歳。

「おい、アンタは何言ってるかわからんわ!!」

孫硬直。
このジイサマは何を言い出した??

確かに、性格のハッキリしたおじいちゃんでした。
田舎の血をムンムンに引き継いだ人でした。

「したらな、カレー頼むわ!」

悪気はないんだろうけど、高圧的…。
孫、空気読んで、ファミコン我慢。

おじいちゃん、カレーを一口。そして店員さんに、

「は~!初めて食べた!これがパンか!!」

パンって!!ナンですわ!!
そっか、おじいちゃんもきっと緊張してたんだ!
いっつも昼にパン食べてるくせに!

チャンチャン。

それでは、ナンの美味しいお店をご紹介。
前フリ、長いね~。。

『ネパールキッチン ヒマール』 南6条通りにあるお店です!

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このお店のシェフは、本場ネパールの方!
旭川に来る前は五つ星レストランで働いていたんですって!

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《ランチBセット  850円》

ボリュームがいいでしょ?
味わいもスパイスが効いていて、本格的!
日本人の舌に合わせているのも良くわかる。


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今回のカレーは2種類。チキンと野菜。
これがうれしい。味わいが全然違うからね!

そして、ナンです。
ここのナンはサクッとモチっとで美味しいですよ!

ウチのじいちゃんじゃないけど、パンみたいなナンってありますよね?

ここは、ナンです。

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釜を使って、一生懸命作ってくれます。
見ていると、手品のようにナンを伸ばしてました。
そして、注目はナンの大きさ!

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私の顔より大きいですよ!
しかも、オカワリも1回無料でできます!
これは行くしかないでしょう???

ネパールキッチン ヒマール
旭川市南5条通22丁目(0166-33-3811)
11:00~22:00
不定休

☆ほしのともや☆