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味の幸福を売る店

先日、岩見沢の『らい久 本店』の記事を書きましたが、
たくさんの方に興味を持っていただいたようで。

今回はアンコールにお答えしまして、
『らい久 緑が丘店』に行ってきましたよ。
これで岩見沢・らい久は制覇したことになりますね。

緑が丘と連呼していますが、旭川の話ではないです!
岩見沢の話ですので注意して読んでくださいな!

ファイル 288-1.jpg

私のソウルフードは本店。
しかし、この緑が丘店も良く食べたものです!
私は高校が岩見沢だったので、部活帰りといえばここでした。

前回のおさらいを少し。
らい久は大変ボリュームのあるお店として有名です。
しかし、ラーメンの量より有名なのが、

店主の無愛想なキャラクター

各店に共通しているのは、注文をとりにこないこと。
大きな声で厨房に向かってオーダーしなければなりません。

本店はまだいいです。
注文を受けると、「あいよ~」と言ってくれるからです。

しかし、今回訪れた緑が丘店は、

無視の領域で何も言わない!

「いらっしゃいませ」、そんなこと言いません!
逆に何しに来やがったと睨まれるくらいですわ!

さて、店主の迫力に負けじとオーダー。
私は、一応ね、喋る仕事をしていますから。

滑舌良く、腹式呼吸で、ゆっくりと。

「すいません バター味噌を ひとつ ください」

シーン…。店主、黙々と麺を茹でています。
顔を上げることもありません。

これはめちゃくちゃ不安!
おいおいおい、大丈夫か?聞こえたんだよな?

でも注意。
ここで、もう一回オーダーしてしまうと…。

同じの二杯きます。
しかも、こんなメガ盛で。

ファイル 288-2.jpg

え~、何から説明いたしましょうか?
モヤシなんか、触れる必要もないくらい一目瞭然!
私の青春のラーメンがこれです。

大きな声で注文さえすれば、これがきます。
小さな声だと、いつまで待ってもダメです。

運動会の声援ぐらい声を張りましょう!

スープの色は本店と同じく、オレンジがかっていますが、
こちらのほうがピリリと辛く、風味は甘めでニンニクがきいています。
コッテリしているように見えますが、意外とあっさり。

ちなみに、店主ですが、この時点でも全く喋りません。
客も、無言の圧力からか、喋りません。

麺をすする音だけが、古びたラーメン屋に響きます。

チャーシューは一見、入っていないようにみえます。
ええ、入っていないように見えるだけです。

モヤシが減ってきたところで顔を出す悪魔。

ファイル 288-3.jpg

側面と底に1枚ずつ隠れています。
チャーシューでドンブリにフタができます。

おそるべし、らい久!!

さて、食事と言う名のイジメから開放されるとお会計。

ファイル 288-4.jpg

今回、撮影に成功しました!!おつりの山です!!
このカウンターにお金を置きます。
おつりの必要な人は、勝手にどうぞ。

これが、らい久 緑が丘店の真骨頂!

店主が一言も話さない制度の確立なのです!

いや、我ながらこの写真は良く撮ったもんだ!
このおつりは店主の目の前に置かれているのです。

私は、店主に睨まれながら、撮影したのです。
あまりにも怖かったので、

「あっ♪おつり並んでて可愛い~♪」

なんて、意味不明の独り言をかまして!!

旭川~岩見沢、高速無料です。
店主に怒ったりしない、気長で温厚な方は是非!
味は、めちゃくちゃ美味いですよ。


らい久 緑が丘店(完全無視制度のほう)
北海道岩見沢市緑が丘1丁目110-120126-22-7003
11:30~19:00 [月] 11:30~14:00
定休・火曜日

ちなみに…

らい久 本店(「あいよ」とだけかまってくれるほう)
岩見沢市5条西2丁目2
0126-22-2864
10:30-15:30 無休

☆星野智哉のパクモグペロリ☆