落雷被害にご注意下さい
落雷による機器破損を未然に防止するため、下記を良くお読み下さいますようお願い申し上げます。
落雷被害の6割がLANカード,Hub,ルータ,無線LANなどのネットワーク機器の破損または故障による動作不良です。
大きな落雷になりますとテレビをはじめとする家電製品にも被害を及ぼすことがあります。
雷が近づいてきたら、機器の電源プラグをコンセントから抜くことが最も簡単で有効な方法です(パソコンの電源プラグを抜くときは、必ずシャットダウンを行ってください)。
落雷時に故障が発生する理由
ケーブルモデムとパソコンはお客様宅の家庭用電源から電力を供給されています。
落雷が発生すると電源系統に雷サージ(雷によって発生する異常電流)が発生し通常は流れない大きな電流/電圧が機器に入ることがあります。
通常ケーブルモデムとパソコンの接地電位(アース)はほぼ同じに保たれますが、電源に雷サージが発生したとき、接地電位に差が生じ異常な電流が流れ故障に至ります。
同軸ケーブルから混入する雷サージはケーブルテレビが取り付けている保安器によって防止されますが家庭用電源には雷によるサージが混入しやすく、保安器があっても上記の理由により機器が破損する可能性があります。
また、ケーブルモデムだけではなく、一般の加入電話やTA、Hub、ルータなどの機器も同じ理由で破損する可能性があります。
落雷による故障を防ぐには
落雷が発生した場合または天気予報などで落雷が予測される場合は、パソコンをシャットダウンし、パソコン、ケーブルモデム等の電源コードとEthernetケーブル(LAN ケーブル)を抜いて落雷が収まるまで接続しないようにします。
落雷発生中にやむを得ず利用を継続される場合は、落雷によりケーブルモデムやパソコン等が故障する可能性があることをあらかじめ御承知おきください。
落雷発生時に上記の手段を講じても、被害が完全に防げるものではありません。あくまでも被害を可能な限り回避するための予防手段のひとつとしてお考えください。
同軸ケーブルに発生する雷サージは保安器によって防止されますので、同軸ケーブルは決して抜かないでください。
予防手段
落雷による電源コンセント側からの異常な電流が流れることを防止するための製品が市販されています。
最寄の家電販売店、パソコンショップ等にご相談ください。
なお、上記機器を使用しても、完全な防止が可能なわけではなく、製品によっても性能に違いがありますので製品に添付の取扱説明書等をご参照ください。
1.ケーブル線からの雷の影響
CATVの引込み線は保安器(避雷器)を経由して宅内線に接続されています。
宅内の機器は保安器によりCATVの引込み線から分離されており、宅内の機器はCATVの引込み線からの雷サージなどから守られる構造になっていますので誘導雷による影響はほとんどありません。
(非常に強力な落雷や建物に直接落雷した場合では保安器で防止されないこともあります)
2.送電線からの雷の影響
落雷による被害のほとんどは電源側から流れ込んでくる雷サージによるもので、耐電性能が低い機器が被害を受けやすくなります。
- 更新日
- 2008/09/26(金)